寒の戻り

って日本語、言葉の響きが綺麗なのと、この四文字で伝えたいことを簡潔に伝えてる感じが好きです。
最近寒い日に人と会う時は「寒の戻りだねえ」で会話を切り出す傾向にあります。
分かってくれる人はいいんですけど時折「はあ?」みたいな顔されることもあります。そういう時は僕は黙ってその場を立ち去ります。話してた人とはもう二度と話すことはないでしょう。僕は仲間を探して次の街へ行きます。



半年前ぐらいから決まっててずっとチェックポイントとして気合を入れまくってたライブを一昨日終えました。
お客さんの入りもかなりあって、メンバーみんなのテンションが高かった気がします。まあ僕が一番高いんですけど。
久しぶりに自分の中のもの全部出し切るライブができて、終わった後は全身全く力が入りませんでした。冬眠を妨げられたヒグマみたいな目をして物販にへたり込んでた気がする。まじでどうなんだそれ。
あんな状態になったのはサークル卒業ライブの銀杏BOYZ以来だなあ。
「気持ちいい」とか「楽しかった」みたいな感覚は全部ステージの上に置いてきちゃうんですよね。終わった後は何も自分の中に残ってないんです。「楽器片付けなきゃ、でもタバコ吸いたい、お酒飲みたい、でも身体動かない、もうなんでもいいか」みたいなことをかろうじて考えてる。
そこまでしないとマジの自分みたいなのは出てこないんですね。だからほんと4年に1回ぐらいのことなんです、マジの自分を知覚するのは。

普段のライブ中、僕は割と雑念まみれです。本当にどうでもいいことばっか考えてます。
ドラムやりながら「今ここで思いっきりスネアをスカってみたらライブはどうなっちゃうんだろう」みたいな破壊衝動だったり、「今日の夜ご飯何にしようかな、ハンバーグ食べたいな」みたいな食欲だったり、「気になるあの子は今何してるのかな、ラインの返信返ってきてるのかな」みたいな煩悩だったりとか。を考えてる。
割と集中できてないんですよね、ぶっちゃけ。手汗がすごい出てスティック滑りそう、こわい。みたいなことが頭にちらついて余計に疲れちゃったりする。
でも一昨日のライブはそんなこと達を考えたりはしなかったんですよね。「俺が一番音がデカくて一番かっこいいじゃん」みたいなことをずっと考えてる一方、ベースのアドリブが楽しかったり、ボーカルの動き方がかっこよくてテンション上がったり、キーボードがクールだったり、ギターと視線がバッチリ合いたいところで合えたり。「こんなかっこいいんだから止まる理由ないなあ」みたいなことを思いながらドラムをやってました。
長くなっちゃったけど何が言いたいかって俺は全部出し切ったぞ、ってこと!出し切りたいタイミングで出し切ったぞと!  
これからバンドがマジで動き出すのでみんなみててよね。

今日は地獄のような二日酔いで本当にしんどい。多分若干熱もある。だれか看病してくれ!


傲慢な人ほんと無理だ、みんなもっと謙虚に生きてくれ

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